2013年12月25日
からすうり
からすうりの実です。
夏に妖艶な白い花をつけていたものです。
食用には向きません。しかし、昔は薬として役にたっていたようです。
芥川龍之介の小品に「鼻」という作品があります。
僧の禅智内供という方の「鼻」は特別大きく長いものでした。飯を食べるときに棒を使って鼻を
持ち上げないと口に食物を運ぶことが難しいくらいに大きな邪魔なものでした。
禅僧である「内供」はその大きな鼻を本当は大変に気になっていたのですが、
立場上素知らぬふりをしていたものでした。
密かに鼻を小さくする為の試みをするのですが、なかなかうまくいきません。
熱い湯につけて揉んだり、「からすうり」を煎じて飲んだりしています。
ここで「からすうり」が出てきました。本当に薬効があるかは定かではありませんが、
本人にとっては必死だったと思われます。
昔は何に効くかはわからないのですが、薬だったようです。
Posted by 越後OYAJI at
17:47
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2013年12月25日
紫キャベツ
農家では冬キャベツの栽培に精を出しています。
これは紫キャベツです。
紫キャベツの色素はアントシアニンです。酸性下で赤く発色します。
茹でてから酢につけると真っ赤なキャベツができます。
30年くらい前までの洋食の付け合わせとして赤い酢キャベツと黄色い酢もやしがありました。
黄色いもやしはカレー粉を入れて茹でて色をつけてから酢につけたものです。
越後OYAJIと同世代の方には懐かしいと思います。
Posted by 越後OYAJI at
07:53
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