2015年07月20日

新潟うまいもの列伝-[笹だんご]


新潟の「笹団子」です。

よもぎを入れた草餅にあずき餡をいれて熊笹3枚で俵状に包みます。
それを稲藁でしばります。それがこの独特の形です。

笹を使ったお菓子といえば越後で有名になったのが「笹あめ」です。
夏目漱石の小説「坊ちゃん」に出てくる「越後の笹飴」です。
笹の葉につつんだ「飴」です。明治時代にはこれの方が有名だったのでしょう。

「笹団子」は新潟みやげの定番です。年中売っていますが、本来は5月の節句の頃に
作って食べるおかしです。田植えの頃に沢山作って田植え作業中の「小腹を満たす」のが
笹団子です。新笹を使うのは防腐効果があるからです。

新潟のおみやげの定番「笹団子」です。


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Posted by 越後OYAJI at 17:40Comments(0)

2015年07月20日

ヒエ


これを見て何だかわかりますか?
「稲」と答えるのが一般的だとおもいます。

これは「ヒエ」です。「アワ・ヒエ」の「ヒエ」です。

ヒエの実は小鳥の餌ですよね。しかし、つい100年ほど前までは日本人はヒエを食べていました。
大切な食料でした。米の増産と戦争中の「配給制度」のおかげで日本人の全てに米が行き渡る
ようになり「ヒエ」など食べなくなったのです。

このヒエは田んぼの中で「雑草」として生えていたのです。
私には「稲」と「ヒエ」の区別などできません。ベテラン農家の方が田んぼに入り
確実に「ヒエ」だけを抜いていました。驚きました。

雑草が田んぼの中に生えているということは農薬使用量が少ないということです。
その分、手をかけて雑草を取り除かなければなりません。「稲作そのもの」が人の命を守ることです。
完全に農薬を使わないというのは無理です。
しかし、必要最低限の使用は農作業上で大切なことです。

農薬は使用量基準が科学的に決められています。
それを守れば私達は安全なお米をたべることができます。

ヒエを一本一本手で抜く作業をする農家の方がいる以上、新潟の稲作は健全なのです。
ありがたくて涙が出そうになりました。

抜き取ったヒエです。


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Posted by 越後OYAJI at 07:29Comments(0)