2016年07月31日

ブラタモリ-新潟編


2016年7月30日(土)の午後7時半から放送されたNHKの番組「ブラタモリ」
ご覧になった方も多かったと思います。

画像はNHKのホームページより



今回のテーマは「新潟は砂の町」でした。

「砂」という切り口で新潟の町を見たことがなかったので「えぇ~」「ほぉ~」「なるほど」の
繰り返しでした。信濃川と阿賀野川がもたらす砂や土砂が新潟の街作りに大いに関係がある。
新潟の町は「砂丘」である。など「へぇぇぇ~」でした。

いつも行っている日和山海岸の展望台から見た防風林は「砂丘」であった。
これは驚きでした。いままで考えてもみなかったことです。
しかし、解き明かされると「そうだよな」「当然だよな」と納得でした。

また、「亀田郷」も多くの砂丘との関係で語られました。
こちらも、驚きながら納得でした。
亀田郷土地改良の話は新潟を語る上で大切な話ですが、砂丘との関係で語られると
おおいに納得ができました。
また、これもいつも私のブログに登場する「鳥屋野潟」も亀田郷の土地改良と関係があり、
亀田郷が現在の水田地帯になるまでの過程と信濃川への高低差がある排水の仕組みなどは
思わず「ガッテン・ガッテン・ガッテン」でしたface02

さて、番組では新潟の文化も取り上げられました。
港町新潟の面目躍如という感じでした。
港町新潟であるからこそ発展した「花街文化(かがいぶんか)」は新潟の大切な宝物です。

東堀にある老舗料亭「鍋茶屋」が紹介され、芸妓さんも登場しました。
鍋茶屋では木造3階建ての建物などが紹介されました。
3階には200畳敷きの大広間があり、昔は大宴会が繰り広げられたものです。
テレビで紹介されていたのにはテーブルとイスが並べられていました。
現在では結婚式場として使われているようです。

番組で紹介されていた座敷は「中座敷」なのですが、他の店では「大広間」に相当する座敷です。
それだけ、鍋茶屋という料亭は繁栄・繁盛した料亭だったのです。

タモリさんが芸妓と「お座敷遊び」に興ずる姿は楽しさが伝わってきました。
若い芸妓さんが登場していました。
一緒に年配の芸妓さんも登場しました。
「福豆世」さんという芸者さんで、以前は「芸妓組合の会長さん」でした。現在もかな?
三味線・唄・踊り全てに秀でていて、新潟芸者を代表する方です。
新潟で人気のある、ある放送関係者(男性)の母親でもあります。
品の良い方で「人をもてなす」という極意をよくわきまえている方です。

45分間の番組です。しかし、今回ほど内容が濃いな。と思ったことはありませんでした。
再放送は火曜日の深夜(水曜日の午前1時頃)にあるそうですが、
はたして、そんな真夜中に起きていられるか?
しかし、もう一度見たい番組です。

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Posted by 越後OYAJI at 08:41Comments(4)

2016年07月31日

うなぎとスイカ? [土用の丑の日と食べ合わせ考]


2016年7月30日は「土用の丑の日」でした。
この日はうなぎを食べて夏の暑さを乗り切ろう。という「うなぎ大キャンペーン」が行われる日です。
昨日は「土用の丑の日」で「土曜日」でした。駄洒落かいな!!!

さて、昔からうなぎは人に精を付ける食べ物とされてきました。

「夏やせによし、というもの、むなぎとりめせ」と古代の文書にあるように
昔から滋養のある食べ物として珍重されてきました。

今年の土用丑の日の話題では、本物のうなぎの高騰による、
「代理うなぎのかば焼き」やかまぼこを使った「うなぎもどき」がニュースで取り上げられました。

「代理うなぎ」は「なまず」を養殖過程でうなぎの味に近づけたものです。
近畿大学がこの分野を研究していて、今年はほぼ完成品として紹介されていました。
「うなぎもどき」は新潟市の一正蒲鉾(株)が創作したもので食感と雰囲気がうなぎに似ています。

さて、うなぎには色々な伝説があり、過去にもこのブログで紹介してきました。
今回は「食べ合わせ」という切り口で話題を展開させたいと思います。




食べ合わせとは昔からの知恵で、これとこれとを一緒に食べると身体に害がある。
というものです。江戸時代にはほぼ確立されていたような話です。
勿論、科学的な根拠があるものもあり、そうでないものもあります。
また、食べ物禁忌に関するものもあり、仏教的な教えに基づいているものもあります。

越後OYAJIが子供の頃は富山の薬売りが家まで来てくれて、
食べ合わせ一覧表を置いていったものです。薬を売るための道具の一つだったのでしょう。
台所の壁に貼ってあったのを記憶しています。

さて、今回は「うなぎ」との食べ合わせ考です。

いけないとされているが「うなぎとスイカ」の組み合わせです。
「脂ののったうなぎ」は暑い時期に食べると消化器官が弱っている人にとっては
すこし負担になる食べ物です。昔なら尚更でしょう。
そこに水分の多いスイカを同時に食べると消化液が薄まり、あまりよろしくない。
という説です。
これはあくまでも身体や消化器官が弱っている人の話で「脂と水分」というあまり根拠のない話です。
科学的に本当に胃液等が薄まるのか? というと疑問です。
でも科学の発達していなかった昔には充分な説得力があったようです。

「うなぎとうめぼし」という食べ合わせもあります。
うなぎは脂が豊富で、梅干しはしょっぱい・すっぱいで胃を刺激する。
そんなものを同時に食べると身体に悪いという説です。
しかし、これは逆で梅干しのクエン酸がうなぎとの相性がよく、
一緒に食べるとそれなりの栄養効果がある。というらしいです。
こちらは良い食べ合わせですが。昔は根拠無く、悪い食べ合わせとされました。

食べ合わせはほとんど迷信とされています。
しかし、根拠のあるものもあり、昔の人の経験から導き出された知恵には驚嘆しています。

昨日の土用の丑の日。越後OYAJIはうなぎを食しませんでした。
しかし、スイカは食べました。暑い夏には冷えたスイカはとても有り難い食べ物です。

肉のバカ食いをしている越後OYAJIです。
特段、うなぎなど食べなくても、暑い夏はスタミナ満点で乗り切れるのだ。
と虚勢をはっていますが、実は貧乏で高いうなぎなぞは買って食べられない。
というのが現実ですface10(#>o<#)face10

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Posted by 越後OYAJI at 08:01Comments(1)