2017年01月09日

成人の日


本日1月9日(月)は成人の日です。国民の祝日です。お休みの日です。

越後OYAJIが成人の日を迎えた頃は成人の日と言えば1月15日でした。
1月15日で固定化されていたのです。

それが働き過ぎの日本人がなるべく休めるようにと、いうことで日を動かすことになりました。
それがハッピーマンデーです。
最近の日本語の中には、ハッピーマンデーやブラックフライデーなど訳がわからない言葉が
飛び交っています。いったい何なのでしょうね?face04icon08face09




さて私が若い頃には成人の日と言えば「NHK青年の主張全国コンクール」というのがありました。
毎年、テーマを決めて若者が自分の考えを発表する。という健全なコンクールでした。

全国で予選が行われ、1月15日にNHKホールで決勝発表会があったのです。

一体、いつ頃にこのコンクールが無くなったのでしょう?
気がついたら「青年の主張」が無くなっていました。

戦後の日本で、これからの国造りを担う若者がさらに未来に向けて自分の考えを主張する。
戦争という間違った国策に翻弄されながらもそれに従った苦い経験をもつ大人が
自らの反省と若者への期待を相織り交ぜながら、聞き入ったものです。

しかし、子供の頃の越後OYAJIにはこの番組が放送される1月15日の午後2時から4時までは
とても退屈な時間でした。全国から選ばれた青年男女が演説とも講演とも学校の授業とも違う
独特の口調で話しをする。時には表情を作りすぎて、変顔になり、
その顔をみて思わず吹き出したこともありました。
そんな思い出がある「NHK青年の主張全国コンクール」でした。

東日本大震災、熊本大地震、全国のその他の地域でも大災害に遭われて
今日の成人の日を迎えた20歳は沢山います。
その若者達から「地域に貢献したい」などという前向きな話が多く出ています。
健全な精神は昔も今も何ら変わりません。

「青年の主張全国コンクール」などをしなくてもSNSなどで若者が多く主張しています。
時代が変わっただけで、未来を作り出そうという若者の姿勢に変わりはありません。

越後OYAJIが成人の日で思い出すこと。。。。
まさに成人の日でした。越後OYAJIが住んでいたアパートの隣の部屋から出火して
そのアパートが全焼したのです。私は出かけていて難を逃れたのですが
大切にしていた辞書や書籍、着替えや写真の一部など全て焼けてしまいました。
火災の場合は「重過失」が認められる場合以外は「火もとも被害者」という考え方で
火災保険等に加入していなければ一切の補償はありません。
成人という人生の節目の日に、丸裸で世間に放り投げ出されたのです。

しかし、それは私にとってとても良いことでした。
過去に拘束されず、ただ未来を見据えて生きた行けばよい。といことだったのです。

金も無し、物も無し、なにものにも拘束されない自由な身で社会にでることができたのです。
それからは良いことばかりの人生でした。
もし、成人の出発があんなことで無かったら今はまた違う人生を送っていたかもしれません。

全てのことは災い転じて福となす。それを実感して生きてきた越後OYAJIでした。。。。

今、学生で学びに追われている若者。技術を身につけるために一生懸命努力している若者達。
何かつらいことがあって落ち込んでいる若者達、たった20年しか生きていないのに
人生に疑問をもっいる若者達、恋が成就しないで苦悶の中にいる若者達。。。。

人生には波があり、高低差があります。そして必ず転換期があります。
さらにどんな人にだってチャンスはあります。必ずあります。
未来に向かって、希望をもって進んで行きましょう。
成人の日はそんな一区切りの日でもあります。

えちごおやじ 越後OYAJI 越後おやじ 越後親爺 エチゴオヤジ ECHIGO OYAJI  えちごOYAJI 
  

Posted by 越後OYAJI at 01:11Comments(2)