2017年02月11日

寒の"鯉"


大寒の頃の鯉はうまいと言われています。

寒ブリが美味しいのと同じ理由です。

冷たい水の中でじっくり生き残る為に栄養を蓄えるからです。
美味しさのひとつである脂肪も栄養素のひとつです。

鳥屋野潟べりで鯉が打ち上げられているのに遭遇しました。
嵐の時に大波で打ち上げられたのか、釣り人が釣ってから捨てていったのか?
真相は不明です。





この鯉は安全性を確認できないので食べることはしませんでした。
写真を撮っただけです。

鳥屋野潟では豊かな水産資源を利用しようと新たな活動がはじまっています。
地域の方が鳥屋野潟で取れる魚などを料理して、また「潟」をイメージした料理を開発して
それを地域興しに利用しようとしています。良い試みだと思います。
今後が楽しみです。

さて写真の鯉です。
冬の鯉は脂がのって美味しいです。
冬の鯉の洗い(冬場は湯あらいにします)は美味しいです。
また甘露煮は最高ですね。
鳥屋野潟や佐潟では冬の「寒ブナ」がとれます。それも洗い(湯あらい)にするとうまいです。

新潟は真正面に日本海・越佐海峡。懐(ふところ)に鳥屋野潟や佐潟、福島潟。。。
海の魚、淡水の魚、汽水の魚。。。色々な魚を楽しめる素敵なところです。

「寒鯉」は「かんごい」と読みます。俳句の季語です。冬です。
勿論、寒の時期の風物詩であり、その美味への敬意でもあります。

「なに起こりしや寒鯉のもつれあひ」 鷹羽狩行
「寒鯉の草影に入り動かざる 」   北瀬照代
「寒鯉の白さきだちて朱が追へる」  水原秋櫻子

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Posted by 越後OYAJI at 08:07Comments(0)