2017年05月22日

ニセアカシア


ニセアカシアの白い花が満開です。毎年同じところで撮影しています。

気になって撮影に出かけたら、満開に咲いていました。

ニセアカシアはマメ科ハリエンジュ属の落葉高木です。
北米原産で日本には明治初期に渡ってきました。繁殖力が強く、現在野生化しています。

アカシアと「ニセカシア」という似た名前の花があります。
同じマメ科の植物ですが、ずいぶんと違うものです。

一般的に「アカシア」と言っているのはこの「ニセアカシア」のことです。
例えば札幌のアカシア並木はニセアカシアの並木です。
西田佐知子の「アカシアの雨がやむとき」に歌われるアカシアはニセアカシアです。
また多くの文学作品に出てくるアカシアもほとんどがニセアカシアをさしています。

越後OYAJIは作家遠藤周作の作品が好きで読んでいます。
遠藤氏の作品や随筆などに「アカシアの花」がよく出てきます。
遠藤氏は少年時代に旧満州の大連で過ごしています。多感な少年時代に美しい大連の街
に咲くニセアカシアの花が強烈に印象に残り、記憶に刻まれたのでしょう。
それが多くの文学作品の中に登場する原点なのだと思います。

越後OYAJIの人生と人生の価値観を変える大きな転換点になったのが24歳の時でした。
その年の夏頃に読んだ遠藤周作の作品が現在までの私を支配しています。
強烈な印象でした。その作品と周りにいる人々の生き方や考え方や価値観に
それまでの自分とはまるで違う価値観をみつけたのです。
そう、まるで「かみなり」に打たれたかのように価値観が変わったのです。
その作品の中にも「アカシアの木」が登場します。
遠藤周作は大事な大事な作品の中には必ずと言って良いほどアカシアを描いています。
勿論遠藤氏の歴史小説にはアカシアは出てきません。先ほど書いたように明治になって
日本にもたらされた植物だからです。

新潟に咲くニセアカシア






越後OYAJIが知らなかったトリビア。。。

このニセアカシアの花は天麩羅にして食べるそうです。知らなかったicon16icon16icon16
また花を焼酎(ホワイトリカー)に浸けると良い香りのリキュールができるそうです。知らなかったicon16icon16
さらにニセアカシアの花はとても良い蜂蜜がとれるそうです。知らなかったicon16icon16icon16


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Posted by 越後OYAJI at 11:30Comments(0)