2017年07月03日

アンズ


アンズの実が熟しています。完熟すると落果します。

アンズ色という独特の黄色が美しいです。





アンズは漢字で書くと「杏」または「杏子」です。
ヒマラヤ西部が原産ですが中国・アメリカ・ヨーロッパなどでも栽培されています。
英語では「アプリコット」です。沢山の品種があります。
国内の大産地は山梨県です。

アンズと新潟の関係では、なんとアンズの品種に「新潟大実」というのがあります。
昭和初期から栽培されているそうです。
しかし、新潟では農家で自家用に栽培しているところが多いようです。
新潟ではアンズと似ていても商品価値の高い「桃」の生産に力を入れたのだと思います。

写真のアンズは新潟大実かもしれません。7月上旬に完熟する大実の品種です。

アンズの実は生食します。またドライフルーツにしたりします。ジャムもありますね。
シロップ漬けは人気ですね。菓子パンにのっていたりします。

アンズの種の仁は「杏仁(あんにん)」です。そうです「杏仁豆腐」のアンニンです。
中華デザートの「杏仁豆腐」は実際にはアーモンドの粉を使うそうです。
アーモンドも桃とかアンズの仲間の植物です。

さて漢字の「杏」または「杏子」です。
「杏子」と書いて「きょうこ」という名前の人がいます。「杏」は「きょう」とも読みます。

「杏林大学」とか「杏林製薬」というので使っている「杏」は「きょう」と読みます。
この「杏林」という言葉は医師の尊称であることをご存知ですか?

★<杏林(きょうりん)>の故事
    「神仙伝」
 中国古代、呉の国に
 董奉(とうほう)という 
 仁医がいて、
 貧乏人からは治療代金をとらず、
 かわりに症状の軽い患者には
 杏を一株、   
 重病者には杏を五株植えさせた。
 数年にして
 家のまわりに杏の林ができた。
 それ以来、
 「杏林」は医者の尊称となった。

というのです。「杏林大学」や「杏林製薬」など医師養成や医学・薬に関係あるところが
この医者の尊称を自らに用いたといのはよくわかるような気がします。

私達夫婦の所謂仲人さんは、内科医でした。まさにこの呉の国の仁医と同じでした。
貧乏人からは治療代をとらず、昼夜を問わず往診に出かけ、何時寝ているのだろう?という方でした。
機械など使わなくても触診や問診で色々な病気を見つけ出し、多くの人の命を救ってきました。
名医でした。現代的に言えば「総合診療医」だったのです。多くの方から尊敬された方でした。
何故? 新潟市はこのような素晴らしい方を「新潟名誉市民」にしないのか。。。
越後OYAJIにはとても不思議です。ただこのお医者様は「新潟名誉市民」ですよ。などと言われても
「とんでもないことです、私にはそんな資格すらありません」とおっしゃることでしょう。
本物とはそういうことだと思います。越後OYAJIはだからこそ栄誉を顕彰したいのです。

えちごおやじ 越後OYAJI 越後おやじ 越後親爺 エチゴオヤジ ECHIGO OYAJI  えちごOYAJI 
  

Posted by 越後OYAJI at 23:31Comments(0)