2018年10月15日

きのこの秋とかびの秋


秋盛りの今日この頃。。。。

暑い暑いと言っていた猛暑の夏が終わり本格的な「秋」の気候になってきました。

今年も残すところ二月半です。早いですね。

今年は年初の大雪、初夏のから梅雨、夏の猛暑と自然災害の多さ、そして長引く残暑。
そんなところが気になる気候推移でした。

冬に冬らしい寒さと真夏の暑さ、そしてこれ以上いらないよ、という雨量。
そういう良い条件が揃う年はきのこが大発生します。
つまり今年は「きのこの大豊作」の年なのです。

国産松茸は大豊作だそうで輸入ものに頼らなくても国内需要が満たされるほどです。

そこで注意喚起のつもりでこのブログを書いています。

山で採れる自然のきのこを食べて「きのこ毒による食中毒」で死者がでています。
毎年誤食によるきのこ食中毒は発生していますが今年はペースが速いです。

また山にきのこ採りに出かけて遭難し死亡する人が例年よりずっと多くなっています。

テレビ等で松茸が豊作だ、しめじが豊作だと情報を流せば一攫千金を狙って山に入る人が
増えるのは当然で、経験のある年配の方が山で死亡しています。
若い頃なら何でも無かったことが年齢を重ねてできなくなり、それが山事故につながっています。

またカビも大発生しています。
カビときのこはどちらも「菌類」で基本的には同じものです。
きのこは「子実体」という部分が特別大きくなった「カビ」なのです。
そしてきのこは食べられるものはごくごくごく限られていて菌類の総数が把握できないくらいに
多いなかで数種類だけです。食べられるきのこの方がまれということです。

カビもそうでして人間に有用なカビと害をなすカビがあります。きのこと一緒ですね。
有用なカビとしては「コウジカビ」などです。日本の醸造に欠かせないカビです。
また青カビから分離されたのが「ペニシリン」であることは有名な話です。
結核という病の特効薬です。

きのことカビは同じ物である。という基本的なところをおさえて、、、

毒きのこの誤食とカビ毒の害です。

食べられるきのこか毒きのこなのかの判別は素人ではできません。
農水省・厚労省・食品安全委員会では注意情報を発信しています。
代表的な農水省の情報ページをここに記載しておきます。
関心のある方は以下のページを開いてください。そしてさらにそこにリンクされている他の省庁の
関係ページも必ずごらんください。自らの命を守るためです。
おいしいと思って食べて死んでしまったらなんにもなりません。
充分に気をつけたいです。

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◆農林水産省より
☆毒きのこによる食中毒に注意
野生きのこの場合、毒きのこか食べられるきのこかを判別するのは簡単ではありません。
毎年、きのこが原因の食中毒が発生しています。
よく知らないきのこ、食べられるかどうか自信のないきのこは食べないようにしましょう。
http://mailmag.maff.go.jp/c?c=40628&m=11558&v=212d8b30
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カビも多く発生しています。カビ毒で代表的なのは「アフラトキシン」です。
カビは良い意味では人間と共生しています。気がつかなくても周りはカビだらけです。
カビが出す有害な胞子を吸っているかもしれません。
今のうちにカビ対策をしておくことです。
台所周りや風呂やトイレです。
カビ対策グッズも多数販売されていますが、
簡単な方法として、洗い流すと言う方法が意外と有効です。
50℃のお湯をかけて掃除するだけです。50℃ではやけどをすることもあるので注意しましょう。
カビは50℃以上の熱では死んでしまいます。最低50℃と認識してそれで掃除すればよいのです。
冷蔵庫内はカビのすみかです。冷蔵庫は知らない間にカビに占領されています。
ときどき冷蔵庫内のものを出してはずせる部品などを50℃のお湯で掃除することをお奨めします。
どんなカビが棲み着いているのかは素人ではわかりません。
口に入れるものを保存する場所です。清潔を保ちたいものです。


きのこの写真です。
ECHIGO OJIJIがたまたま撮った写真です。
今年はきのこを多く目にします。それを撮っただけです。このきのこが安全か否かはわかりません。
この写真のようなきのこを見てもみだりに食べたりしないでください。。。。







以下に最近のきのこ中毒の記事を記載しておきます。
興味のある方はごらんください。

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●植物性自然毒食中毒(キノコや山野草などの中毒)

★岩手県:二戸保健所管内、3人が食中毒 毒キノコクサウラベニタケ 
【デーリー東北新聞社2018年10月11日(木) 10:18配信】
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181011-00010001-dtohoku-l03

岩手県は10日、二戸保健所管内の10~70代の女性3人が、採取したクサウラベニタケをシメジと誤って食べ、食中毒を発症したと発表した。既に全員回復しているという。県内の毒キノコによる食中毒は2年ぶり。
県県民くらしの安全課によると、3人は家族で、8日にキノコを煮物にして食べたところ、すぐに嘔吐や下痢などを発症した。2人が医療機関を受診し、うち1人が入院した。
医療機関から通報を受けた保健所が調査し、残ったキノコや患者の症状などから、毒キノコによる食中毒と断定し 同課は「確実に食用と判断できないキノコは絶対に採らず、食べたり人にあげたりしないでほしい」と呼び掛けている。

★神奈川県:大磯町で1人が食中毒 毒キノコ自宅で取れたニセショウロ
【タウンニュース平塚版2018年10月11日】
https://www.townnews.co.jp/0605/2018/10/11/452602.html
平塚保健福祉事務所は5日、60代男性が毒キノコのニセショウロ属のキノコを食べ、食中毒で救急搬送されたと発表した。
同所によると、男性は2日午後1時ごろ、夫婦2人で大磯町の自宅庭に自生していたキノコをミョウガと炒めて食べたところ、10分後に意識を失い血圧低下などの症状が出た。男性は4日、回復し退院している。
同所が同じ場所で採取したキノコを調査、また医師から食中毒の届けがあったことからニセショウロ属のキノコだと分かった。夏から秋にかけて公園や森林などに発生し、食用キノコのショウロ、セイヨウショウロ(トリュフ)と外見が似ている。
同所の担当者は「茎が縦に裂けるキノコは大丈夫、ナスと煮れば毒が消えるなどの迷信を信じず、食用と判別できないキノコは絶対に食べないでほしい」と呼びかけている。

★長野県:長野市の家庭で1人が食中毒 毒キノコ  ニセショウロ属
【NHK信州NEWSWEB2018年10月04日 17時15分】
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20181004/1010005968.html

3日、長野市内に住む男性が自宅近くに自生していたキノコを採って家族で食べたあと、2人がおう吐などの症状を訴え、このうち男性1人が入院しました。
市は毒キノコによる食中毒と断定し、種類が正確に判別できないキノコは絶対に食べたり、人にあげたりしないよう呼びかけています。
長野市によりますと、3日夕方、長野市内に住む30代の男性が自宅近くの空き地に自生していたキノコを採り、
炒めて家族で食べたところ、男性と幼児の娘の2人がおう吐やめまいなどの症状を訴えました。
このうち、男性が市内の病院に入院しましたが、命には別状はないということです。

長野市がこのキノコを調べたところ、「ニセショウロ属」の毒キノコと断定したということです。

長野市によりますと、「ニセショウロ属」の毒キノコは国内で死亡例は報告されていないものの、食べると数十分で
腹痛やおう吐、下痢などの症状が出て、ひどい場合はけいれんなどを引き起こすということです。

市は、種類が正確に判別できないキノコは、絶対に食べたり人にあげたりせず、保健所に相談するよう呼びかけています。

★兵庫県:新温泉町、知人にもらったのはキノコで2人が食中毒 ツキヨタケ 
【神戸新聞NEXT2018/10/2 19:00】
https://www.kobe-np.co.jp/news/tajima/201810/0011696086.shtml

兵庫県豊岡健康福祉事務所などは2日、新温泉町内の60代の夫婦2人が「ツキヨタケ」とみられる毒キノコを食べて食中毒になった、と発表した。県内では、キノコによる食中毒は今年初めて。嘔吐や下痢の症状があり、
妻は一時入院したがすでに退院し、2人とも快方に向かっているという。

県によると、新温泉町内の夫(64)と妻(63)は9月27日、知人が同町内で採ったというキノコを譲り受け、
28日午後3時ごろに自宅で炒めて食べた。同日午後4時ごろに症状が出たという。

1日、夫婦が受診した鳥取市内の医療機関から連絡を受け、同事務所などが調査。キノコがツキヨタケと鑑定された。形が似た「ヒラタケ」と間違ったとみられ、県などは「キノコは専門家でないと判別は難しい。確実に判断できないものは食べたり、人にあげたりしないで」としている。

★毒キノコ食中毒、消費者庁が注意喚起 もらい物もご用心

【朝日新聞デジタル2018年10月4日19時21分】
https://digital.asahi.com/articles/ASLB452X8LB4UTFL00K.html

実りの秋を迎え、キノコ狩りを楽しむ人も増える一方、毎年この時期は毒キノコによる食中毒が多発している。
今年は今月1日までに12件発生し、三重県では70代男性が死亡した。素人が食用のキノコと見分けるのは難しく、消費者庁は4日、注意を呼びかけた。

厚生労働省によると、2012~17年に毒キノコの食中毒は214件発生。患者数は608人で、そのうち1人が亡くなった。自分で採るだけでなく、知人がくれたのが毒キノコのケースもあった。食中毒が最も多い毒キノコはツキヨタケで、食用のシイタケやヒラタケ、ムキタケと間違えるケースが多い。食後30分~1時間以内に、嘔吐(おうと)や下痢などの症状が出る。

消費者庁の岡村和美長官は、「図鑑と見比べるだけの素人判断をしないことが大切。少しでも不安がある場合は、専門機関や保健所に相談してほしい」。もし食べた後に体調が悪くなったら、すぐに医療機関を受診することを勧めている。(野村杏実)

★毒キノコ誤って食べ、5年ぶり死者…食中毒続発

【読売新聞2018年10月4日(木) 23:03配信】
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181004-00050127-yom-soci

消費者庁は4日、毒キノコを誤って食べて、5年ぶりに死者が出るなど、食中毒が相次いでいるとして注意を呼びかけた。

 同庁や厚生労働省によると、毒キノコによる食中毒は、2017年には16件だったが、今年は1日現在で、12件発生している。9月には三重県で毒キノコの「ニセクロハツ」を食べたとみられる男性が死亡した。

13~17年に発生した毒キノコによる食中毒は157件あり、例年、10月に最も増える。同庁の担当者は「今年は夏の気温が高く、適度な降雨があるなどキノコの生育条件が整っている」と言う。キノコは生育条件で、色や大きさが異なる場合があり、図鑑などで食用かを見分けるのは難しい。同庁は「少しでも不安があり、判断できない場合は口にしないで」としている。

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きのことカビ。。。気をつけたいですね。

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Posted by 越後OYAJI at 10:00Comments(0)