2019年01月10日

"あたま"大盛り


久しぶりに「松屋の牛めし=牛丼」を食べました。

レギュラーの牛丼を食べるつもりでした。
しかし、券売機を見ると「あたま大盛り」という項目がありました。
なんとなく、これがいいな。。。というノリでその券を購入。

牛丼のあたま大盛りです。

さて「あたま」って何のことか知っていますか?

丼もの料理でご飯の上にのっている料理が「あたま」です。
カツ丼・牛丼・親子丼などの具がそれです。
今回は牛丼の具の大盛りのことです。





丼ものの具の部分を"あたま"というのはどうやら「江戸ことば」のようです。
江戸っ子はとにかく「粋」を生き方の旨としていました。
まだろっこしく「料理」だとか「具」だとか「具材」などと言うことを極力嫌ったのです。
そして「粋」で「シャレ」が効いた言葉に置き換えでいったのです。
その最たるものの例がこの「あたま」という言葉の使いだったのです。

例えば、海苔巻きといなり寿司の盛り合わせを「助六寿司」と言います。
この助六寿司には油揚げと海苔巻きが使われます。
江戸歌舞伎で助六というのは特別な色男です。その恋人が「あげまき」です。
「あぶら"揚げ"」と「のり"巻き"」を使っているので「揚げ巻き」です。
「あげまき」が登場すれば「助六」です。

こういう「粋」な言葉の使い方をしたのが江戸っ子なのです。

江戸っ子が江戸ことばを駆使して「粋」で「洒落た」言葉使い方から「あたま」が生まれたのです。

大飯食いの越後OJIJIですが今回の牛丼のご飯は普通盛りです。
あたまだけが大盛りでした。face02face02face02\(^o^)/face02face02face02

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Posted by 越後OYAJI at 12:18Comments(4)