2019年01月21日

1000室規模のホテル&マンション


アパホテルグループが新潟市中心部に1000室規模のホテル&マンションを建設するという。

すごい!!!!

1000室ですよ。。。。。 ホテル部分とマンション部分の比率がわからないのと
テナント等での建物の使い方がわからないのですがワクワクする話です。

場所は新潟市中央区の流作場5差路。
現在駐車場になっているところらしいです。。





今回この話題を記事にしたのは「水問題」を取り上げたかったのです。

「水問題」とは工事に伴う「滲出水」のことです。

今回建設する場所は元々信濃川の河川敷だったところです。
地下には無数の水脈があります。張りめぐらされているといっても良いでしょう。

今後、現在の耐震基準に合致するように基礎工事をするのですが
気の遠くなるような時間がかかることが予想できます。

1000室規模ということになれば現在の駐車場の面積から想像すると
随分と高層な建物になることでしょう。近くの建物を地上げしても大きな面積にはなりません。
高層建築であろうと想像できるのです。

しっかりと地震に強い高い建物をつくるのには地下基礎工事が大切です。

流作場5差路は新潟駅と万代シテイとの中間点くらいです。

読者の皆さん、「万代クロッシング」というものをご存知ですか?
万代の旧ダイエービルの前にある「地下歩道」です。
国道を横切るように地下に作った歩道です。これができて地上の横断歩道がなくりました。
当初のふれこみでは歩行者にとって大変便利なものができる。ということでした。

1997年に供用開始されました。約50億円の工事費用がかかりました。
記憶が定かではないのですが・・・・
工事期間は約10年位かかったと思います。

それは地下工事をしていて止めどもなく出てくる「水」との闘いだったと言われています。
排水して水を止めるためにコンクリを打っても打っても水が滲み出てしまったのです。

当時の最新の工法で国の事業として国道の地下を掘った工事です。
多額の費用をかけて行った工事です。
しかし「水」に勝てなかった・・・
ようやく、水を「収めて」工事が完成したのが1997年で工事期間は約10年だったと思います。

万代クロッシングを通ってみてください。
現在もところどころ水がにじみ出て壁が汚くなっているところがあります。

そこと目と鼻の先に多分高層になるであろうという建物を作ろうというのです。
一体どれほどの時間がかかるのか想像していたら夜も眠れず「昼寝」してしまいました(笑)

しかし、近くには比較的高層の新潟日報ビルや旧ホテル新潟などもあります。
建物を作ることは可能なのでしょう。

問題は多額の費用をかけて1000室規模のものを作って、「ペイ」するのか?ということです。

現在、新潟市中央区は建設ミニバブルです。
いたるところで地上げが行われ、アパートが建っています。
また、古いアパートが新築に建て替えられています。

これからの人口減少社会で新潟市中央区にだけ人が集まり
賃貸住宅の需要が増えるのでしょうか?

また、中国の経済成長も今後大きく伸びることは考えられない世界状況で
中国人ばかりではなく、世界中から新潟を訪れる人々が今後増えるのでしょうか?

新潟市は現在ホテルの部屋数とスーパーマーケット、ドラッグストアの軒数が人口の割に
多すぎると言われています。
そのなかで今回の話です。本当に1000室規模のものができるでしょうか?

越後OJIJIは疑い深いので「話半分」と思っています。。。。。

新潟での工事で水対策に追われたのは「西堀ローサ」などは有名な話です。
現在でも西堀ローサは水がにじみ出ているところが随所に見られます。

また新潟の高層建築の先駆けだった「ネクスト21」は
地下基礎工事に随分と長い期間がかかりました。

私の自宅のある新潟市中央区に最近できた建物は3階建てのビルですが、
基礎工事をしているときに大量の排水をしていました。
こんなにも水が出るのか。。。と驚いたくらいです。

また旧新潟青果市場の跡地も現在再開発工事をしています。
そこも御多聞にもれず大量の排水をしながら基礎工事をしています。

えちごおやじ 越後OYAJI 越後おやじ 越後親爺 エチゴオヤジ ECHIGO OYAJI  えちごOYAJI 


  

Posted by 越後OYAJI at 23:11Comments(2)