2013年03月02日

にごり酒


越後には各種の「にごり酒」があります。

3月を迎えてもう「濁り酒」の時期ではないのかもしれませんが・・・・

にごり酒

にごり酒

にごり酒

「こごり酒」は所謂「どぶろく」ではありません。酒税法上「どぶろく」を販売することはできません。
世間で「どぶろく」を地域興しに使って売っているところがありますが、あれは特別な許可を得てやっていることです。「どぶろく特区」などといいます。一般に家庭で「どぶろく」を造れば「密造酒」となり
刑事罰の対象です。

では「にごり酒」はどのように作るかというと、よく解りません。
以前に「杜氏」さんに聞いたことがあるのですが、まず「酒もろみ」を作ってから別の清酒と混ぜて
作るのだと言っていました。きっとそうなのだと思います。「酒の元」と「酒」をまぜるので酒税法上では
「雑酒」扱いになっています。かっこいい言葉を使えば「リキュール」などと同じ意味だと思います。

随分以前の思い出ですが、新潟県内でもトップクラスのホテルのある部門の料理長をなさっていた方と知り合いになりました。その方は「大酒豪」でして、仕事を終えると日本酒を飲むのを楽しみとしていた方でした。田舎で育ったので昔から家では「どぶろく」を作っていたそうで「おじいちゃん」や「父親」と
子供の頃から親しんでいたそうです。勿論「密造酒」です。子供の頃から親しんでいたので大人になってから立派な「大酒飲み」になったようです。この方が昔を思い出すといって「にごり酒」を好んで飲んでいました。にごり酒は原酒に近いのでアルコール度数は20度を超えるものが多いです。
その強い酒を一晩で「一升五合」くらい飲むのです。
甘く「濃醇」な味は「肴」など要らないと言っていました。
アルコール耐性に強い方で、どんなに飲んでも翌日の仕事に影響するようなことの絶対にない方でした。昔の思い出です。








Posted by 越後OYAJI at 04:24│Comments(0)
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