2013年05月14日

「かつを」のたたき

 
目には青葉 山ホトトギス 初かつを   山口素堂

この俳句は旧暦の五月を詠んでいますので今の五月とはすこし時期がずれてしまいます。新潟県民は「かつを」を好んで食べます。太平洋側から運ばれてくる「かつを」を美味しくいただいています。「かつを」の皮目と身をあぶった「たたき作り」で美味しくいただきました。

「かつを」のたたき

「かつを」のたたき

春の「かつを」の旬をむかえています。江戸っ子が「初かつを」を大喜びで賞味したのは旧暦の五月で今の6月近くです。その頃になると太平洋を北上してきた「かつを」が江戸の近くで捕れたのです。黒潮に乗って北上するかつをが日本近海によってくるのは5月頃です。それ以前の生の「かつを」は船で遠くまで捕りにに行ったものです。今頃に四国の太平洋側に近づいてきて高知は「かつを」でにぎわいます。黒潮にのって「熊野灘」から「遠州灘」さらに江戸湾に近づいて、房総沖。さらに北上します。東北の沿岸を北上して北海道の東端あたりまでいくそうです。その後は反転して南下します。それが「戻りかつを」です。秋になると脂ののった「戻りかつを」が食卓を賑わせます。



Posted by 越後OYAJI at 05:00│Comments(0)
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