2013年05月31日
かきつばた
「かきつばた=杜若」の花です。
「か・き・つ・ば・た」
・からころも
・きつつなれにし
・つましあれば
・はるばる来ぬる
・たびをしぞ思う
在原業平の「伊勢物語」で「かきつばた」を冠して歌を詠むというくだりで業平が詠んだ
和歌です。当時としては「ハイカラ」である「唐風の着物」をいつも着ている「妻」を
思い出します。京からはずいぶんと遠いこの地まで来た旅の苦労と重ね会わせながら。
一緒に旅をしていた供の人たちは、それぞれ京や妻を思い出し涙を流したそうです。
その時に食べていた携行食である「糒=ほしいい」が涙で「ふやけた」と記されています。
「かきつばた」はアヤメ科・アヤメ属の植物です。
見た目で区別がつかないのが「ハナショウブ」と「アヤメ」と「カキツバタ」です。
この花は「かきつばた」です。
Posted by 越後OYAJI at 17:10│Comments(0)