2015年07月20日

ヒエ


これを見て何だかわかりますか?
「稲」と答えるのが一般的だとおもいます。

これは「ヒエ」です。「アワ・ヒエ」の「ヒエ」です。

ヒエの実は小鳥の餌ですよね。しかし、つい100年ほど前までは日本人はヒエを食べていました。
大切な食料でした。米の増産と戦争中の「配給制度」のおかげで日本人の全てに米が行き渡る
ようになり「ヒエ」など食べなくなったのです。

このヒエは田んぼの中で「雑草」として生えていたのです。
私には「稲」と「ヒエ」の区別などできません。ベテラン農家の方が田んぼに入り
確実に「ヒエ」だけを抜いていました。驚きました。

雑草が田んぼの中に生えているということは農薬使用量が少ないということです。
その分、手をかけて雑草を取り除かなければなりません。「稲作そのもの」が人の命を守ることです。
完全に農薬を使わないというのは無理です。
しかし、必要最低限の使用は農作業上で大切なことです。

農薬は使用量基準が科学的に決められています。
それを守れば私達は安全なお米をたべることができます。

ヒエを一本一本手で抜く作業をする農家の方がいる以上、新潟の稲作は健全なのです。
ありがたくて涙が出そうになりました。

抜き取ったヒエです。
ヒエ

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Posted by 越後OYAJI at 07:29│Comments(0)
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