2016年05月31日

悲しい。。こんなお店もありました。


すっかり、テレビの食レポにだまされてました。
当初はとても腹が立ったのですが、すこし落ち着いて考えるととても悲しくなりました。

悲しい。。こんなお店もありました。



数日前のことです。新潟の民放の番組で、あるお店を紹介していました。
ご主人の人柄が良く、地域から愛されていて、お客様の立場でのご商売は
とても地域から信頼を得ています。
惣菜系の商品を売るお店なのですが、店内飲食コーナーがあり
その場で作って下さった惣菜や丼物などを店内で食べることができる。
というのが放送の内容でした。
レポーターが満面の笑みで「美味しそう」に食べている映像とコメントが放送されました。

驚いたのは紹介された食べ物のボリュームの良さと価格と、
レポーターの表現による食材の良さでした。

テレビを見ていて感動すら覚えました。
これは早速訪れて、お話を伺いながら写真などとを撮り、このブログで紹介しようと思いました。

私の住まいの隣の区です。天気の良い日に散歩感覚で自転車で出かけました。
住宅街にあるお店ですが、すぐ見つけることができました。

お店に入りました。だれもいません。店全体が暗く、外の明かりだけのようです。
蛍光灯やスポットライトなどで店全体を明るく、衛生的にしようという意図は感じられませんでした。

奥の方が厨房になっていて、人がいるようですが、何度声をかけても聞こえないようです。
しばらく、「ごめん下さい」と叫びました。

やっと気がついてくれたらしく、奥の方から人が出てきました。
「いらっしゃいませ、お待たせして申し訳ありません」という
元気な挨拶が聞けるものと思っていました。
テレビの紹介では「人柄が良い」ということだったからです。

無愛想な顔で出てきて「何でしょう?」というのが最初の一言でした。

越後OYAJI 「えっ!」と思いました。
店の人    無言
越後OYAJI ここの場所で美味しものが食べられると聞いてきました。
        紹介されていた丼物を食べさせていただけるのですか?
店の人   「食べることはそこでできますよ」と暗い店内の奥の方を指さしました。
       作ったものを食べさせるわけではないよ、ここは食堂じゃないんだ。
越後OYAJI 「えっ!そうなの」、じゃあ、ここに並んでいる弁当(丼もの風弁当)を
        飲食コーナーで食べたいので作ってくれますか?
店の人   「わからない人だねえ、そこに並んでいる弁当(2個ありました)を売っているんだよ」
       「ここは食堂じゃないんだ」
越後OYAJI 2個ある丼物風の弁当は売れ残り物だと思いました。
        テレビではその丼物をその場で作って、レポーターが熱々を食べていたのです。
        容器も間違いなく、丼でした。パックではありません。
        問答をしていてもしょうがないので、その丼物風の弁当を買おうと思いました。

:::::::::::::::::そうこうしている内に次ぎの登場人物が。。。。。
       女性のお客様が来店して、今、越後OYAJIが買おうとしていた弁当に手を出しました。
店の人  「それ、今この客が買うんだよ」と忠告。
       あまり感じの良い言葉使いではありません。

女の人   驚いたように手を引っ込めました。
越後OYAJI 女の人に「どうぞ、どうぞ、お先にどうぞ」と言いました。
        そして、店の人に
       「私にはもう一つ別に作って下さい。急ぎませんから」と言いました。
店の人  「いえ、作らんよ」「欲しいのならそこにもう一つ別のがあるでしょ」

越後OYAJI ここで切れました。無言で店を出ました。

★★★★
あのテレビで放送していた内容はいったい何だったのですか。
放送した民放局に聞きたいです。
まるで100%嘘です。
どこの場所のどこのお店だと特定して非難するつもりはありません。
しかし、信じられない対応でした。
私が買おうと思った商品は確かに低価格でした。しかし、どうみても昨日の売れ残りを
再調理して弁当風にして売っているものです。
食べていないのにこういうことを書くのはおかしいのですが、
どう見ても鮮度がよい、美味しいものにはみえませんでした。
惣菜ケースに並んでいる商品も不衛生で、食べ物を売る資格が無いんじゃないの?
と思ったものです。
地域に愛されている店かどうかは、店の明るさでわかります。
テレビで紹介されたので「舞い上がった」のか、それともいつもこの調子なのか?
とても新潟市民として恥ずかしい、悲しい店でした。
店を出たときは対応の悪さとテレビのいい加減さに腹が立っていました。
すこし冷静になると、悲しくなりました。
民放テレビもネタが無くなり、こんなものでも取材して大いに盛り込んで(嘘を並べて)
放送しなければ番組を作れないほどネタ切れになっているのだな・・・・
店側もいつもの対応が自然に出てきたのでしょう。
商売は「お客様に買っていただくものです」「売ってやるものではありません」
越後商人はここのところをいつも間違います。
今回テレビで紹介されたことはこのお店にとって悪いものをもたらすと思います。
お客は単純にテレビの通りに信じていますから、それと異なる内容だとかえって
悪評判になってしまうのではないでしょうか。

たった数分の出来事です。
こんな悲しい思いをするのなら、テレビでの食レポは絶対に信じないぞface10
これは民放ばかりではなく、NHKも同じです。紹介するなら、責任をもって放送して欲しいです。
事前取材をしっかりして、いい加減な紹介の仕方で、人心を惑わすことの無いように願いたいです。

えちごおやじ 越後OYAJI 越後おやじ 越後親爺 エチゴオヤジ ECHIGO OYAJI  えちごOYAJI 



 








Posted by 越後OYAJI at 08:19│Comments(2)
この記事へのコメント
ありえないね。なんだったんでしょね。
当店のわかばかんという名前は「初心を忘れないように」という思いでつけています。時々は忘れてしまうけど。忘れても、言えば見れば聞けば思い出す仕組みになっている。〈実るほど頭を垂れる稲穂かな〉になれる大人になりたいと思っている。難しいわ。
Posted by わかばかんわかばかん at 2016年05月31日 15:58
「わかば=若葉」は初心者マークだったのですね。
わかば=初心。初心忘るべからず。立派なことです。
あの店の対応とテレビ局の姿勢。正しいものを正しく伝えていく。
そのことが大切ですし、お客様・視聴者あっての食関連テレビ番組だと言う
原点(初心かな?)を大切にしてほしいものです。
Posted by 越後OYAJI越後OYAJI at 2016年05月31日 21:39
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