2016年06月13日
夏の平目は・・・・
夏の平目は「くそ平目。。。」などと悪口を言われます。
夏の平目は味が落ちて美味しくないのでこんな悪口を言われるのです。
たしかに冬=寒の時期の平目は最高に美味しいです。
大きな平目だと身の厚さは2cm以上あります。
味もしっかりしていて、口に入れて噛むと、香りと食感の良さに魅了されます。
それと比較して夏の平目はやせていて、身も薄く、食感も白身魚としての香りもいまいちです。
それでも、県北や日本海でも深いところの平目はそれなりに美味しいです。
市場(しじょう)でいうところの「小平目」は身も味もしっかりしています。
これは小平目の刺身です。鮮度が良かったので薄くそぎ切りにしています。
ポン酢でいただきました。
新潟県内では現在「底引き漁」が禁止されています。
資源保護のためです。
しかし、日本海全部で禁漁のわけではありません。
近県産の平目が入荷しています。
平目に関する言葉で・・
「夏と平目は縁側(エンガワ)が良い」
というのがあります。
夏は涼しい縁側が良い。
旬の時期(寒平目と言われる時期)の平目は「エンガワ」がとても美味しい。
という意味です。
平目のエンガワとは平たいヒラメの鰭(ヒレ)を動かす筋肉のことです。
寒の時期の平目のエンガワは脂がのり、独特の香りと食感は最高です。
刺身として食べますが、焼き物、煮付けも最高です。
エンガワの刺身をたべたことがある方はいると思います。
しかし、エンガワの焼き物、煮付けを召し上がったことがある方は少ないでしょう。
新潟市中央区にある老舗高級料亭の名物料理でした。
現在も引き継がれているのかな?・・・
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Posted by 越後OYAJI at 18:43│Comments(0)