2016年10月15日

かぼちゃ電車バス


この色の電車を覚えていますか?

1999年まで新潟市と燕市とを結んで走っていた路面電車です。

新潟交通㈱が運営していて、
黄色と緑の色の組み合わせから「かぼちゃ電車」の愛称で親しまれていました。

10日ほど前にバスセンターに行ったら、このラッピングバスがありました。
新潟交通が昔の電車のイメージを現代のバスで再現したのです。

かぼちゃ電車バス

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新潟市には路面電車がありません。
全国の有力都市には路面電車が生き残っていて、各市民の大切な足になっています。
明治開港5都市でも路面電車や地下鉄がないのは新潟市だけです。
その分、新潟市では自動車所有率が高いようです。
バスを利用している市民の方が少ないのが現実です。

昔、東京から転勤してきた人達は、職場から2㎞~3㎞位のところに住むようになると
「信じられない!!!、歩いて職場に行ける距離なんて・・・」と言って
喜んで歩いて出勤することを選択したものです。
しかし、3ヶ月もすると悉く「自動車出勤」にかわります。
新潟では2~3㎞は自動車で移動する距離だからです。

それ故に自動車保有率が高く、一家に一台どころか一人一台という状況です。
その中でバスを利用する市民はほとんどいません。
新バスシステムで市民がバスを利用しやすくしようと試みましたが見事に
失敗しました。バスが利用しにくくなったのです。
新バスシステムで街の旧中心部に人を取り戻そうなどという「不遜」な考えが
一瞬で消え失せたのです。
新バスシステムができてから、空で走っているバスを良く見かけます。昼間です。
乗り換えなどがあり、使い勝手が悪くなれば、利用しないのは自明の理です。
元のシステムに戻して欲しいという声を多く聞きます。
当然だと思います。

そんな中で新潟交通が面白がって作ったのがこのバスです。
いくら昔懐かしいと言っても、こんなことでバス利用者が増えるはずがありません。

根本的な経営の問題でしょう。
公共事業であるバス会社経営。
そのどこかが間違っているので「歯車」が合わない状態が続くのでしょう。

バスの運転手がバス利用者を怒鳴りつけている。などという話はよく聞きます。
誰のためのバスなのか?という根本的な問題なのでしょう。
何故なら、新潟交通という会社には国家からの補助金という形で税金が
たくさん、投入されているということですから。
また、新バスシステムで使う事になった連節バスは新潟市民の税金で買い、
新潟交通に貸与されているものです。無料です。実質的に新潟市民からの
プレゼントです。そこをわかっているのでしょうか?

新潟市民が必要で無い。といっているものに税金を投入する市長とそれの尻馬に乗る会社。
一体、新潟市民のために何をしてくれようとしているのでしょう?

さて、かぼちゃ電車。
映画「男はつらいよ」で新潟・佐渡が舞台の作品がありました。
その時にこの電車出てきました。
とても絵になるなぁ。と思ったものです。

えちごおやじ 越後OYAJI 越後おやじ 越後親爺 エチゴオヤジ ECHIGO OYAJI  えちごOYAJI 



Posted by 越後OYAJI at 21:20│Comments(2)
この記事へのコメント
へぇ~。そうなんだ。
昔のったねぇ。そういえば。なんかなつかしいわ。
かぼちゃって広くよばれていたの?
Posted by わかばかんわかばかん at 2016年10月16日 11:41
かぼちゃ電車の呼称は広く一般的だったかどうかの記憶は曖昧です。
利用者や一部マニアの間でそう呼ばれていたと考えるのが適当なのかな。
越後OYAJIはこの電車に乗った記憶がとても薄いのです。
一度だけ乗ったことがあるかもしれません。市役所前から白根まで往復したことが一度だけあったような記憶があります。電車が走っているのを見たことは何度もあります。記憶という物は曖昧で不思議なものですね。<(_ _)>
Posted by 越後OYAJI越後OYAJI at 2016年10月16日 23:45
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