2017年02月01日

はしたない。。。と思いませんか?


このCMをご覧になった方も多いと思います。
ALSOK(総合警備保障)と言う会社のテレビCMです。

はしたない。。。と思いませんか?

はしたない。。。と思いませんか?

はしたない。。。と思いませんか?


このCMを「はしたない」と思いませんか?
ALSOKという会社の経営姿勢が「はしたない」と思うのです。

「はしたない」とは広辞苑によると「みっともない」「不作法で不躾である」「つつしみが無い」などの
意味があります。

ALSOKは警備会社です。2020年の東京オリンピックの「公式スポンサー」です。

その会社が自分のところで雇っている社員を使って作ったCMです。歌舞伎ダンスというようです。
見てください、先のリオオリンピックでメダリストとなった選手達が、訳のわからないダンスをして
会社の宣伝をしています。なんとも情けない姿です。
特にレスリングで金メダル4連覇した伊調馨さんは国民栄誉賞受賞者ですよ。。。

会社の姿勢がはしたないと思うのです。
このダンスを踊らされている選手達はALSOKから資金援助を受けて選手活動をしています。
つまりALSOKは選手達のスポンサーなのです。
きれい事でオリンピックに出るほどの実力をつけることはできません。
資金援助がないことには仕事をしながら実力をつけることなぞ夢の夢です。
その選手達に対して資金を援助するALSOKという会社はすばらしい会社です。
それなりの理念もあるのでしょう。

なのに何でこんなことをしたのでしょう? はしたないface09face09face09
越後OYAJIにはこんな風に見えてしまいました。

「金をだして選手達を養っているんだ、仕事もせずに練習できる環境を作ってやっているんだ」
「その恩返しとして少しでも会社に貢献してくれ、CMに出るくらいはバチが当たらないだろう。。。」
・・・なんかそんな風に聞こえてくるような気がするのです。

選手達はどういう気持ちでこんなことをさせられたのでしょう。
嫌だと思った選手はいなかったのでしょうか?

日本のスポーツはどこか精神論的な部分を併せ持つ「道(どう)」です。
「野球道」「柔道」「空手道」「相撲道」・・・・
日本の野球とベースボールは別なスポーツである。という言い方すらあります。
少年野球や高校野球は「野球道」であるからです。その環境で育った選手はプロになっても
やはり「道」から抜けられません。プロ選手でもバッターボックスに入るときに軽く会釈したり
審判などへの敬意の表し方があります。
サッカーの選手も選手交代の時に自然とピッチに一礼して交代しています。これも「道」です。
最近では横綱稀勢の里が「相撲道」を強調しています。

その日本のスポーツにおける「道」という考え方は八百万(やおよろず)の神との関わりを
大切にしてきたからです。
体育は心育でもあり、健全な肉体には健全な精神が宿るという考え方です。

その「道」を実践して日々努力している選手達に資金面で援助をするのも、また「道」です。

しかし、このALSOKという会社はどうやらそうでは無いようです。
だから「はしたない行いである」と言いたいのです。

「金は出す、しっかり練習して国民の期待に応えろ・・・」
「あとの面倒も全て会社がみるから、思い切ってやれ・・・」
というのが日本のスポーツ道だと思います。
オリンピックが終わったら会社の宣伝の為に「歌舞伎ダンスをしてね・・・・」では血のにじむような
練習にあけくれた選手達に失礼だと思いませんか。はしたないですねALSOKさん。

オリンピック選手級を自社のCMに起用する例はたくさんあります。
よくみかけます。しかし、それは選手が活躍している映像や軽いコメントであって
選手を貶めるようなCMはありませんでした。今回は明からに選手をバカにしています。
本当に本当にはしたない会社だと思います。
こういう会社はスポーツの援助をする資格がありません。
問題なのはスポーツ庁や各競技団体が見過ごしていることです。
一日も早く、このCMがなくなることをのぞみます。

えちごおやじ 越後OYAJI 越後おやじ 越後親爺 エチゴオヤジ ECHIGO OYAJI  えちごOYAJI 



Posted by 越後OYAJI at 18:15│Comments(0)
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