2018年03月02日

オリンピックとパラリンピック


オリンピックとパラリンピック

お隣の国、韓国のピョンチャンで開催されていた「冬季オリンピック」が終わりました。

25日が閉会でもう5日も過ぎています。

日本選手は大活躍でメダルの数も史上一位を記録するほどでした。
金メダル4個というのは素晴らしい結果でしたね。。。。。

開会式セレモニーは素晴らしい演出でした。閉会式も感動しました。

各競技では日本人選手ばかりではなく、世界中のアスリート達が全力を尽くし、
どの競技場面も感動・感動・感動でした。。。。

惜しくもメダルに届かなかった選手達の「悔しそうな顔」は印象的でもあり、
やり尽くしたという清々しい顔でもありました。

ほとんどをNHKの実況中継か当日のハイライトで見ていました。
またネットでの情報やラジオでの中継も聞いていました。
ラジオ中継では昨年までNHK新潟放送局に在籍していた「沢田石和樹アナウンサー」の実況が
特に印象に残りました。小平選手の金メダルを伝える実況は聞き応えがありました。
また閉会式の実況もとても上手でした。スキー距離競技の実況などはとても難しいのですが
沢田石アナウンサーはとても臨場感あふれる実況をしていました。
沢田石さんは今月は相撲中継で活躍します。

さてやっとこの辺から本題です。

オリンピック報道です。
日本人の活躍を伝えるというのは当然でしょう。
しかし、随分と偏りがあったように思いました。
メダリスト達だけが特別扱いされ、頑張って頑張って入賞したような選手達にはあまりスポットが
当たられなかったように思うのです。
またメジャーな競技は日の目を見た、という感じですが、地味な競技では出場した選手の名前すら
よくわからないほどでした。
メダル至上主義で良いのだろうか? 素直に正直にそう思いました。
メダルを獲得するような選手達は当然すごい、人智を越えるほどの練習をしてきているので
別格である。というのはよくわかります。
しかし、他のメダルに届かなかった選手は努力しなかったのか?
と思うのは当然でしょう。みんな血のにじむような過酷な練習をこなして本番に臨みました。
その努力に対する敬意などをもっと報道で表現してもらいたかった。
スノーボードなどで特大のジャンプ台から飛び出して技を競う競技がありました。
ほんの一瞬の身体のゆがみで着地に失敗して、メダルに手が届かなかった。
そんなシーンを数多くみました。必死になって必死に必死に練習を重ねても、本番の一瞬の
違いだけでメダリストになれないのです。
そういう選手達の悔し涙や心の奥底に残る感情などももっと報道してほしかったです。

さらにもっと報道してほしかったのは開催国韓国の様子でした。
韓国選手の活躍は素晴らしいものでした。しかし、当然といえば当然なのですが
日本人選手ほどの報道がされませんでした。各国の選手達もメダリスト達は華やかに
報道されましたが、それ以外の方々には冷ややかな報道だったような気がします。

日本のオリンピック界に存在する「メダル至上主義」がこんな報道になっているのだと思います。
スポーツは感動を与えていただければそれで満足である。というのは私だけでしょうか?

さてオリンピックが終わって次ぎは「パラリンピック」です。
「パラリンピック」というのは素晴らしい考え方だと思います。
障害をもった方々がスポーツをする。というのが素晴らしい。と言っているのではありません。
障害をもった方々への敬意が表れていると思うからです。
障害があると「気の毒」だ「かわいそうだ」などと差別的に見るむきがあります。
それはとんでもないことです。差別というのは人間の最も卑劣な面の現れだと思います。
私がパラリンピックが素晴らしいと思うのは、区別ができている。という点です。
「差別」と「区別」は決定的に違います。障害を持っている人達を劣っている。と見るのが「差別」です。
いや、お互い様で違いがあるのだよ、というのが「区別」です。
障害という違いがあることを理解しなければこのパラリンピックの意味が無くなるでしょう。

障害者アスリートには素晴らしい選手達が目白押しです。
日本選手団の活躍を楽しみにしています。

このオリンピックの期間終盤頃に妙高市で冬の国体がありました。
新潟県開催ということで県内では報道されましたが全国的にはどうだったのでしょう?

報道というのは限られた時間の中でまた限られた紙面の中でなされるものです。
当然限界があります。それを理解していたとしてもあまりにもメダル報道が際だった
今回のオリンピックだったような気がしている越後OYAJIです。

最後に思ったのがオリンピックの政治利用です。いや政治悪用です。
一つの競技に命を懸ける選手達を尻目に為政者達は政治劇場を演出していました。
北朝鮮の「ほほえみ外交」などと批判されましたが、米国も韓国もロシアもそして日本も
それに乗ったではありませんか。なんとも情けない話です。
オリンピック精神とは一体何だったのだろう?
スポーツを純粋に素直に楽しめない人達はスポーツに関わる資格はないでしょう。
日本国総理大臣には特段の反省をしていただきたいですし、我が国開催の東京五輪では
絶対にこんな恥ずかしく、はしたないことが行われないように切に願っています。。。。。


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Posted by 越後OYAJI at 17:01│Comments(0)
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