2018年06月06日

魚沼コシヒカリ


南魚沼市を通りかかりました。

魚沼コシヒカリについて考えさせられました。。。。

魚沼コシヒカリは
今年のお米の食味検査で最高ランクの「特A」から1ランク落ちて「Aランク」になりました。
過去28年間維持してきた最高品質というトッププランドに大きな痛手をうけました。

地元関係者は大ショックだったことでしょう。

どういう理由で魚沼コシのランクが下がったのかは不明です。
誰かが故意にこんなことをしたわけではありません。
極々客観的に食味判定をした結果です。

南魚沼市塩沢地区で。
魚沼コシヒカリ

魚沼コシヒカリがすくすくと育っています。
魚沼コシヒカリ

山に囲まれて美味しいお米ができる最高の環境です。
魚沼コシヒカリ

新潟の弱みがここにもあるのかな?
新潟っていつもこれですよね???(#>o<#)

かつての「幻の新潟銘酒」の時もそうでした。
一つの品種のお酒が新潟ブランドを代表するようになり、競争が無くなり、その恩恵に
与りコソコソと生き残ろうとした酒造メーカーがたくさんありました。
ブームがあっという間に去り、最も基本の普通酒を美味しくする努力を怠り、特別銘柄酒だけを
製造するようになり、結局高いものになり新潟の酒が庶民の食卓から遠くなりました。
それが結局日本酒離れにつながりました。
自分で自分の首をしめたのです。

魚沼コシは新潟のトップブランドです。魚沼地区で米を作っていけば高く売れる。
これは「幻の銘酒」と同じです。どこかに気のゆるみが出たのでしょう。
毎年毎年最高位にいることなど不自然なことです。気のゆるみがあって当然だと思います。

新潟の弱点はスポーツなどにも言えます。
アルビレックス新潟がJ2に降格したのも新潟の弱点が出てしまった結果だと思っています。
なにか大きなものに頼りすぎるのが新潟の最大の弱点なのです。
県民が一丸となって協調して良いものを作り出す、という精神が醸成されていないのです。

魚沼コシがリーダーになっていて、それが当たり前になった時に弱点が露呈したのでは。。。
と思ってしまう越後OYAJIなのです。

日本の農業の首位は北海道です。土地が広いという理由だけではありません。
本州からの移民の子孫である道民は互いに助け合わないと生きていけませんでした。
そういう精神が「お互い様」という気持で切磋琢磨を産み、農業も発展しました。

さらに大農業県は「茨城県」です。茨城は多品種の農業で生産高を上げています。
米だけに頼らず、園芸・畑作の農業に力を入れて切磋琢磨しているので
高品質の農産物が沢山できます。

新潟はなんと言っても米です。魚沼コシに続け、追いつけの農業経営をしてきました。
その魚沼コシが躓くと全ての新潟県農業が躓いてしまいます。

そうならない為の警鐘が今回のランクダウンだったのかもしれません。

ただ魚沼地区の農家の方々の名誉のためにお断りしておきますが
農家の方々は真剣に必死になって米作りをしている。ということです。
それはそれは尊敬に値する、血のにじむように努力です。

えちごおやじ 越後OYAJI 越後おやじ 越後親爺 エチゴオヤジ ECHIGO OYAJI  えちごOYAJI 




Posted by 越後OYAJI at 20:37│Comments(0)
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