2019年03月12日

いのちびろい(命拾い)


命びろいしました。

車にはね飛ばされそうになったのです。
それも「横断歩道」を渡っていたときです。笑い事ではありません。

横断歩道を正しく渡っていて車にはね飛ばされたのではたまったものではありません。。。
横断歩道の信号は勿論「青信号」です。

こんなイメージです。
イメージでは人と車が接触していますが、ほんの数センチでぶつかりませんでした。
まさに「命びろい」です
いのちびろい(命拾い)

車は急ブレーキをかけました。
越後OJIJIは横断歩道上で凍り付きました。
でも実際には接触が無かったのですぐに「我にかえりました」
そしてすぐに運転者への「怒り」がこみあげてきました。
正しく横断歩道を渡っている交通弱者に凶器である自動車で襲いかかってきたのですから。

運転者に注意をしようとして運転者を見ました。
高齢の男性運転者でした。
その次ぎの瞬間に驚くことがおきたのです。

運転者は私に対して、クラクションを鳴らしました。
そして「手」で「どけろどけろ」という仕草をしたのです。
横断歩道者を危険な目に遭わせたという自覚はほとんど無いようでした。

こういう状況では運転者は「危なかったごめんなさい」という態度をとるのが普通です。
そして歩行者の安全を確認してからゆっくりと動くというのが一般的でしょう。。。。

そして悪びれる様子がまるでなく車内でなんか叫んでいました。
越後OJIJIは運転者の様子がおかしかったので、じっくりと相手を見てみました。

目が座っていました。そして顔が紅潮しているのを見てとれました。

ここまで書くと読者の皆さんは理解すると思います。
そうです。「酔って」いるのです。「酔っぱらい運転」なのです。
正常に判断ができない状態で運転していたのです。

日曜日の午後です。新潟市中央区の下町(しもまち)と言われる地区でのできごとです。
昼間から酒を飲んでいる人がいても不思議ではないシチュエーションです。
でも酒を飲んで自動車を運転してはいけません。

もし、子供だったらはねられていたかもしれません。
そしてこの運転者なら人をはねたら逃げていたことと思います。
「ひき逃げ事件」となったことでしょう。。。。

今回の自動車のイメージです。
シルバーグレイのバンでした。新潟400つXX-XX というナンバープレートをつけていました。
運転者は70代と思われます。
いのちびろい(命拾い)

さてここからは今流行りの「統計」に関する話です。

総務省統計局ではいろいろな統計調査をしています。
その中で私達にとても身近な統計調査があります。
「家計支出統計調査」というものです。
餃子の家計支出で「浜松市」と「宇都宮市」が毎年火花を散らしているのはニュースになっています。
その調査です。
とても分かり易いのは全国の都道府県庁所在地と政令市でのランキングです。
政令市は県庁所在地でもあることがほとんどなので「川崎市・相模原市・堺市・浜松市・北九州市」
47都道府県庁所在地にこの政令5市を加えた52都市でランキングしています。
このランキングでは色々な「食に関する項目」をランキングしています。
分類では「穀類」「肉類」「魚介類」「野菜」「果物」「調理食品」「外食」「酒類」などです。

ここで越後OYAJIが問題にしたいのが「酒類」に関する家計支出ランキングです。
お酒に関する家計支出では新潟市は全国1位なのです。ダントツの1位です。
特に清酒(日本酒)の支出額は全国2位ですが消費量はダントツの1位です。
日本酒王国新潟の面目躍如というところでしょうか。。。。
おりしも3月9日10日には「にいがた酒の陣」が開催されていました。

酒類の中では清酒の次ぎに「発泡酒・ビール風アルコール飲料」(役所の言葉遣いですね)の支出は
金額、消費量ともに全国2位です。
その他、焼酎・ビール・ワイン・酎ハイ・カクテル等々の家計支出はいずれも全国上位です。
その結果として家計支出に占める酒類の金額と消費量が全国一位になるのです。

新潟市民、新潟県民は日常的に大量のアルコール飲料を消費しているのです。
日常的に大量のアルコールを体内に摂取しているのです。

居酒屋や飲み屋などの「外食」としての飲酒をみてみましょう。
外食にお金を使うという点では新潟市は全国ランクでなんと49位です(52都市中で49位です)
外食にはあまりお金を使わないという傾向が読みとれます。
その中でラーメンの支出は全国2位です。しかし、和食や洋食・中華料理、寿司、そばうどん
などではほぼ全国最低レベルです。
ラーメンが上位ということで全国ランクが52位にならずにすんでいるのです(49位)
居酒屋などでの支出ランクは全国23位です。中の上というところでしょうか。

これが問題なのです。
新潟人は家庭でも飲み屋でもその他の場面でも日常的に随分とお酒を飲んでいるのです。
「土佐のいごっそう」などと言って高知県民の外食に占める飲酒代は全国ダントツ一位です。
しかし、家庭での飲酒がないので総合ランクは10位以下です。
新潟市がいかに異常に酒を日常的に身体に取り入れているかが理解できると思います。

毎日、毎日、どんな種類であれ、お酒を飲み続けていけば身体に悪影響が出ます。
脳卒中、心臓病、肝臓病にはアルコールは大敵です。
また精神に与える影響もおおきいと言われています。

私は日常的な飲酒は脳にダメージを与えるものと考えています。
アルコールが代謝されてできる「アセトアルデヒド」は毒物です。
そんなものに脳がひたされていれば、脳が狂ってくるのは自明の理です。

私を車ではね飛ばそうとした高齢運転者もアルコールで
正常な判断ができなかった人だったのでしょう。

これからますます高齢化社会になります。
新潟人はとても真面目で定年まで仕事をします。そして退職金をもらい、
さらに年金生活へと入ります。
持ち家率が高く、家賃を払わなくても良いので可処分所得が多くなります。
しかし、真面目に生きてきた故に仕事から離れるとすることが無く、
昼間から酒びたりになるという傾向があります。
新潟市では自動車は生活必需品です。
「飲んだら乗らない」「乗るなら飲まない」などというお題目は通じません。
飲んでも、昨夜深酒をしても、連日・連夜飲酒しても
自分だけは事故など起こさないと思っているのです。

家計支出調査から見えてくる新潟市民の酒との関わりは
とても危険なものを孕んでいる。
そのことを意識しなければいけません。

最後まで読んでくださりありがとうございます。
因みに越後OYAJIはお酒を飲めません。下戸です(笑)

えちごおやじ 越後OYAJI 越後おやじ 越後親爺 エチゴオヤジ ECHIGO OYAJI  えちごOYAJI 











Posted by 越後OYAJI at 00:43│Comments(2)
この記事へのコメント
長文だねー。ご苦労様です。
実は私も「ひかれそうになったことがある」。横断歩道は怖い。横断歩道で車待ちをしていた時の事。バスが止まってくれて、渡ろうとしたその時!バスの後ろから猛スピードで車が出てきた。間一髪で免れた。追い越した車は、急停車してバスに怒鳴りつけていた。冷や汗ものでした。それからは、横断歩道で車が止まってくれても、その車の後ろまで気にしてしまう。「生きている」って奇跡だと思えてしまう。
Posted by わかばかんわかばかん at 2019年03月29日 22:34
返事が遅れて申し訳あれません。
新潟では交通弱者である歩行者の方が安全確認をしなければ自分の命を守ることができなく、凶器でもある自動車が我が者顔で走っています。生活必需品の自動車が酒で脳が変質したような運転者に運転されることが大問題です。
酒気おび運転・飲酒運転撲滅のために県民一丸とならなければなりません。
おりしも新一年生の時期です。新入児童を交通事故からまもらなくてはなりません。危険な運転をしているのは某N交通の公共交通バスもあまり変わっていません。自らの命は自ら守る以外にはないようです(>_<)
Posted by 越後OYAJI越後OYAJI at 2019年04月11日 10:27
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