2018年03月23日
おやこどん(親子丼)
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どん=ドン"と言えば「ドンガバチョ」「ドン小西」「ドンキホーテ」そして今年の大河ドラマは「せごどん」
うん??。。。そうではありません。どんぶり物という日本独特の料理のことです。
などと小理屈をこいて。。。今回は親子丼です。
本日の私の食事です。
鶏肉と玉葱を甘辛く煮て卵でとじた簡単な料理です。卵は半熟がトロッとして・・・
炊きたてのコシヒカリご飯の上にのせて丼の蓋をします。
日本独特の丼料理では蓋をかけるのが正式です。
「どんぶり」という日本語は韓国語の「タンバル」という言葉からきている。という説があります。
磁器も陶器も韓半島から日本にもたらされました。食器として日本人好みに改良されたのが
「丼」なのです。蓋をつけるのも日本人の発想でしょう。
容器の名前だけが韓国語由来というわけなのです。
丼料理では蓋をするのが正式と書きました。
鰻丼や天丼などは蓋をすることが中粒種である日本米と具材である料理とを一体化させ
食の小宇宙を作り出すのです。
そしてこの丼料理を食べる時は丼の縁に口をつけて掻き込むのが正しい食べ方なのです。
最近は丼ものを掻き込むのは「はしたない」ということで、スプーンやレンゲで食べることも
ありますが、本来は丼に口をつけて食べるのです。そのために丼は口をつけて食べやすい
ように作られています。丼の縁の反り方は丼料理を食べやすくするように計算されているのです。
最近のどんぶり物と言えば牛丼です。牛丼チェーンの丼には蓋がありません。
日本の大切な食文化である「丼料理」を貶めたのも牛丼チェーンと言えるのです。
さて親子丼です。
鶏肉を主材料として、卵でとじた料理です。
最近、スーパーで鶏肉が安いと感じませんか?
そうなんです、今年は鶏肉が安いのです。卵も安いです。どちらもスーパーの安売りの対象品です。
何故安いのでしょう。
理由は2つ考えられます。
一つは。。。今年は全国的に「鳥インフルエンザ」がほとんどありませんでした。
鳥インフルエンザが発生すると関連の鶏施設の鶏は全て殺処分されます。
ここ数年、鶏インフルエンザが報道されるたびに数万羽単位で殺処分されるということがありました。
総計では数十万羽という鶏が殺処分されたのです。食の安全の為には仕方がありません。
この冬は四国で大きな鶏インフルエンザ感染事例があった他は大規模な事例がありませんでした。
それが鶏肉と卵の価格に影響しているのです。例年ではクリスマスから正月にかけて卵相場が
あがるのですが、今年は影響がありませんでした。。
二つ目の理由はアメリカの景気が良い。ということです。日本は中々個人消費があがらず
景気の良さを実感できませんが、アメリカは好景気なのです。
世界で一番鶏肉を消費するのはアメリカです。そのアメリカへの最大の鶏肉供給国はブラジルです。
ブラジルは一昔前までは貧困国でしたが国の政策を見直して、中国・インド・ロシアなどとともに
経済発展国になっています。特にアメリカの食供給地的な役割が大きく、鶏肉はアメリカ向けに生産
されています。当然過剰生産もおきます。それが日本などに輸出されてくるのです。
10年ほど前のリーマンショックを覚えていると思います。
その時にアメリカは「ドッ」と景気が落ち込みました。鶏肉などは全然食べなくなりました。
困ったのはブラジルの養鶏業者です。鶏は生き物です。アメリカ人が食べないからと言って生産を
止めるわけにはいかないのです。そこに日本の商社は目をつけました。ただ当然の価格で輸入して
国内で販売しました。また中国に持って行き「鶏の唐揚げ(プリフライのものです)」やナゲットに加工して日本国内に持ち込みました。鶏に関する価格は大暴落でした。
そして今回です。円安で輸入品が高くなっています。しかし、アメリカの好景気に乗じて生産された
過剰な鶏肉が国内に出回っているのです。日本では鶏インフルエンザがなかったので日本人が
食べる量は国内生産で間に合うくらいです。そこにブラジル産が入ってきて国産鶏肉との競合で
安くなっている。というからくりなのです。
安いということは有り難いことです。日本政府の間違った経済政策で円安が進み。
食料自給率が40%(カロリーベースです)前後の日本では食べ物の価格があがり生活が苦しい
というのが現実でしょう。そんな中でブラジルから輸入される鶏肉の価格が下がっているというのは
天恵だと感謝するべきだと思います\(^o^)/
勿論、今回越後OYAJIが食べた鶏肉もブラジル産の冷凍鶏肉です。
品質が高くなっていて、味は良く、肉質も柔らかです。1kgあたり350円前後です。
業者間取引では250円/kg以下という話も聞きます。。。、、、。。。
えちごおやじ 越後OYAJI 越後おやじ 越後親爺 エチゴオヤジ ECHIGO OYAJI えちごOYAJI
どん=ドン"と言えば「ドンガバチョ」「ドン小西」「ドンキホーテ」そして今年の大河ドラマは「せごどん」
うん??。。。そうではありません。どんぶり物という日本独特の料理のことです。
などと小理屈をこいて。。。今回は親子丼です。
本日の私の食事です。
鶏肉と玉葱を甘辛く煮て卵でとじた簡単な料理です。卵は半熟がトロッとして・・・
炊きたてのコシヒカリご飯の上にのせて丼の蓋をします。
日本独特の丼料理では蓋をかけるのが正式です。
「どんぶり」という日本語は韓国語の「タンバル」という言葉からきている。という説があります。
磁器も陶器も韓半島から日本にもたらされました。食器として日本人好みに改良されたのが
「丼」なのです。蓋をつけるのも日本人の発想でしょう。
容器の名前だけが韓国語由来というわけなのです。
丼料理では蓋をするのが正式と書きました。
鰻丼や天丼などは蓋をすることが中粒種である日本米と具材である料理とを一体化させ
食の小宇宙を作り出すのです。
そしてこの丼料理を食べる時は丼の縁に口をつけて掻き込むのが正しい食べ方なのです。
最近は丼ものを掻き込むのは「はしたない」ということで、スプーンやレンゲで食べることも
ありますが、本来は丼に口をつけて食べるのです。そのために丼は口をつけて食べやすい
ように作られています。丼の縁の反り方は丼料理を食べやすくするように計算されているのです。
最近のどんぶり物と言えば牛丼です。牛丼チェーンの丼には蓋がありません。
日本の大切な食文化である「丼料理」を貶めたのも牛丼チェーンと言えるのです。
さて親子丼です。
鶏肉を主材料として、卵でとじた料理です。
最近、スーパーで鶏肉が安いと感じませんか?
そうなんです、今年は鶏肉が安いのです。卵も安いです。どちらもスーパーの安売りの対象品です。
何故安いのでしょう。
理由は2つ考えられます。
一つは。。。今年は全国的に「鳥インフルエンザ」がほとんどありませんでした。
鳥インフルエンザが発生すると関連の鶏施設の鶏は全て殺処分されます。
ここ数年、鶏インフルエンザが報道されるたびに数万羽単位で殺処分されるということがありました。
総計では数十万羽という鶏が殺処分されたのです。食の安全の為には仕方がありません。
この冬は四国で大きな鶏インフルエンザ感染事例があった他は大規模な事例がありませんでした。
それが鶏肉と卵の価格に影響しているのです。例年ではクリスマスから正月にかけて卵相場が
あがるのですが、今年は影響がありませんでした。。
二つ目の理由はアメリカの景気が良い。ということです。日本は中々個人消費があがらず
景気の良さを実感できませんが、アメリカは好景気なのです。
世界で一番鶏肉を消費するのはアメリカです。そのアメリカへの最大の鶏肉供給国はブラジルです。
ブラジルは一昔前までは貧困国でしたが国の政策を見直して、中国・インド・ロシアなどとともに
経済発展国になっています。特にアメリカの食供給地的な役割が大きく、鶏肉はアメリカ向けに生産
されています。当然過剰生産もおきます。それが日本などに輸出されてくるのです。
10年ほど前のリーマンショックを覚えていると思います。
その時にアメリカは「ドッ」と景気が落ち込みました。鶏肉などは全然食べなくなりました。
困ったのはブラジルの養鶏業者です。鶏は生き物です。アメリカ人が食べないからと言って生産を
止めるわけにはいかないのです。そこに日本の商社は目をつけました。ただ当然の価格で輸入して
国内で販売しました。また中国に持って行き「鶏の唐揚げ(プリフライのものです)」やナゲットに加工して日本国内に持ち込みました。鶏に関する価格は大暴落でした。
そして今回です。円安で輸入品が高くなっています。しかし、アメリカの好景気に乗じて生産された
過剰な鶏肉が国内に出回っているのです。日本では鶏インフルエンザがなかったので日本人が
食べる量は国内生産で間に合うくらいです。そこにブラジル産が入ってきて国産鶏肉との競合で
安くなっている。というからくりなのです。
安いということは有り難いことです。日本政府の間違った経済政策で円安が進み。
食料自給率が40%(カロリーベースです)前後の日本では食べ物の価格があがり生活が苦しい
というのが現実でしょう。そんな中でブラジルから輸入される鶏肉の価格が下がっているというのは
天恵だと感謝するべきだと思います\(^o^)/
勿論、今回越後OYAJIが食べた鶏肉もブラジル産の冷凍鶏肉です。
品質が高くなっていて、味は良く、肉質も柔らかです。1kgあたり350円前後です。
業者間取引では250円/kg以下という話も聞きます。。。、、、。。。
えちごおやじ 越後OYAJI 越後おやじ 越後親爺 エチゴオヤジ ECHIGO OYAJI えちごOYAJI
Posted by 越後OYAJI at 16:37│Comments(2)
この記事へのコメント
肉の値段は他の食材とくらべると安定しているなと思っていたけれど、いろん
な仕組みがあるんですね。
な仕組みがあるんですね。
Posted by わかばかん at 2018年03月27日 18:50
肉や食品ばかりではなく、色々な商品には私達が窺い知れない秘密(仕組み)があるのです。しっかりと見ていかなければいけませんね。
時に、最近の100円ショップの商品ってすごいですよね。ちょっと前までは「安かろう悪かろう」ですぐに駄目になるものでしたが、最近は品質的にも優れたものが沢山出ています。すぐに壊れるというものが少なくなっているようです。
企業努力にすさまじいものがあるようです。感心しています。
時に、最近の100円ショップの商品ってすごいですよね。ちょっと前までは「安かろう悪かろう」ですぐに駄目になるものでしたが、最近は品質的にも優れたものが沢山出ています。すぐに壊れるというものが少なくなっているようです。
企業努力にすさまじいものがあるようです。感心しています。
Posted by 越後OYAJI at 2018年03月31日 22:35