2021年02月23日

馬鹿者と愚か者


馬鹿者と愚か者

東京オリンピック・パラリンピック組織委員会会長である森喜朗氏の問題がマスコミを賑わしましたね。

森氏は辞任して新会長に橋本聖子さんが就任しました。

世界中に恥をさらしたできごとでした。

橋本氏が組織委員会新会長に就任したのでオリンピック担当大臣を辞任しました。

公認の大臣には丸川珠代氏が就任しました。すべて既報の通りです。

さて、本日の越後ojijiのブログです。

タイトルが「馬鹿者」と「愚か者」です。

日本語では「バカ」と「おろか」を同じような意味で使います。
少しニュアンスは違いますが関西弁の「アホ」も同じような意味で使います。

しかし、馬鹿者と愚か者というのは決定的に違います。

「馬鹿者」というのは文字通り「馬」と「鹿」の区別がつかないような人物をいうのです。
「区別がつかない」というのは「判断ができない」ということです。
判断能力が劣るような人物を「馬鹿者」というのです。

一方「愚か者」というのはもともと「考える力の無い者」を言います。
「学習能力」が低かったり、あまりじっくりと考えてから行動しなかったりする者を言います。

このように馬鹿者と愚か者は違うのです。

良い例として高学歴で社会的地位が高い人でも「バカ」なことをしている人物はたくさんいます。
まさに「馬鹿者」です。

さてオリンピック担当大臣に就任した丸川珠代氏に関して書きます。
個人名を出して批判的なことを書くのは「公人」であるからです。

丸川氏は東大経済学部を卒業して民放のアナウンサーになった方です。
その後参議院議員になり閣僚を何度も経験した才媛です。

そういう特別優秀な方が過去になんとも酷いことをしたのです。

2009年に自民党政権から民主党政権への「政権交代」がありました。
丸川氏はその当時野党である自民党の議員でした。

2010年のことです。時の総理大臣「鳩山由紀夫」氏が本会議場で演説を行っていました。
その時丸川氏は演説をしている総理大臣に向かって「ルーピー」「ルーピー」とヤジを飛ばしました。
「ルーピー」というのはアメリカンスラッグです。
「愚か者」「考える力の無い者」「劣っているもの」「生活能力の無い者」等、
他人を揶揄するときに使う「はしたない言葉」です。
丸川氏はこともあろうにこの言葉を国権の最高機関である国会議場で発したのです。

この「ルーピー」という言葉は当時鳩山氏に対して批判的であったアメリカの「ワシントンポスト紙」が
その紙面で使っていた言葉です。
東大経済学部を卒業してマスコミ業界で活躍していた
丸川珠代氏は当然「ワシントンポスト」を読んでいたことでしょう。

そこに良い言葉があるぞ・・・ということでこの言葉を使ったのだと思います。
こともあろうに国会の本会議場でですよ。

私はこういう人物を「馬鹿者」というのだと思います。
「ものごとの判断ができない」「ことをわきまえない」・・・まさに「大バカ者」です。

鳩山由紀夫総理大臣も東大工学部を卒業してアメリカの大学で学位を取得され
アメリカの大学と東大で教鞭をとられていた方です。
英語力は抜群で通訳なしで各国首脳と渡り合えたのは鳩山総理くらいです。
その方に「ルーピー」と叫んだのです。
ルーピーとアナウンサー仕込みの澄んだ甲高い声は議場に響き渡りました。
当然鳩山総理にも聞こえたことでしょう。その時の映像が残っています。
声が聞こえた鳩山総理は一瞬声の方に目をやりましたがそのまま無視をして演説をつづけました。
この態度こそ「賢者」の振る舞いだ思います。

日本の国会での失言や失態は数えきれないほどあります。吉田茂首相の「バカ野郎」発言と
それに伴う解散劇。そんなのは代表的な一部でしかありません。

そして本会議場におけるヤジというのもユーモアがこもっていたり機知に富むものでした。
戦後「自民党」「社会党」時代が長く続きました。
しかし野党である社会党議員からこんなはしたない言葉が発せられることはありませんでした。

歴史に残る「大バカ者」発言です。

さらに丸川氏は政治家として活動するうちに何度も失言や失態を繰り返しています。

こんな人物を国際的な顔として日本国のオリンピック担当大臣に据えたのです。

何とも恥ずかしい限りです。

そんなに自民党という政党には人材が不足しているのでしょうか❔

何とも情けない思いでこのブログを書いています。

閑話休題
越後ojijiは最近ずっと「男つらいよ」シリーズのDVDを見ています。
「フーテンの寅さん」シリーズです。
レンタルビデオ店からシリーズ第1作から48作までを借りてきて繰り返し繰り返し見ているのです。

この「フーテン」という言葉ですが漢字では「瘋癲」と書きます。
この言葉の意味は「愚かであること」「思考洞察力の欠如」「生活能力の無い者」等の意味があります。
さらに「ボケてしまっている人」という意味もあります。
現在では「ボケ」は差別用語ですので「認知症を有する者」と言い換えましょう。
この意味で「瘋癲」を使ったのが大文豪である「谷崎潤一郎」です。
自らを「瘋癲老人」と称しています。
谷崎は東大文部を主席で卒業するほどお勉強ができた人ですが、性的嗜好は極端な「M」で
谷崎文学にはたくさんそのことが反映されています。
恋焦がれて妻にした人を詩人佐藤春夫に貢ぎ、
その嫉妬で気が狂いそうになる己の姿を喜ぶような人物です。

さてコロナコロナで思い通りにならずストレスの溜まる毎日です。
読者の皆様、そんな時でもご自愛のほど祈り願っています。

えちごおやじ越後OYAJI越後おやじ越後親爺エチゴオヤジECHIGO OYAJIえちごOYAJI 














Posted by 越後OYAJI at 14:53│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。