2023年07月05日
東京飯(とうきょうめし)-そのⅢ[寿司編]
東京飯、寿司編です。
まず、立ち食い寿司です。
新潟では見かけなくなりましたが東京ではまだこの形式の寿司店が存在しています。
カウンター席で椅子が無く、立ち食いで寿司をいただきます。
江戸時代末期に早寿司が発明され、屋台の寿司店が大繁盛しました。
明治時代になって、屋台から「店」の形式になっても寿司はやはり「立ち食い」でした。
店を構えて椅子が置かれて握り寿司が提供されるようになったのは近代のことです。
そして昭和の後半で寿司は回るようになり、スーパーでは「パック」に詰めて売られるようになりました。
パックで寿司が販売されるようになり、寿司が回転するようになると寿司は「世界食」になりました。
立ち食い寿司こそ日本の寿司の原点です。
カウンターの「葉ラン」の上に職人さんが握ってくれる寿司が並べられます。
ガリと卵焼きがセットされます。
まず、まぐろ二カンと烏賊二カンです。
次に小肌、サーモン、しめさばです。
次に蒸海老とエンガワです。ここにかんぴょう巻二カンが付きました。
最初にこのようにセットされます。
熱々熱々の緑茶です。「粉茶」と言って寿司屋さん独特のお茶です。
猫舌の人には無理なくらいに熱いです。
熱いお茶は緑茶の殺菌効果と寿司ネタの脂を落とす効果を狙っているのです。
この寿司は新橋駅近くの立ち食い寿司店で食べました。
ランチです。950円でした。本格的な寿司職人さんがきちっとした技術で握ってくれました。
このお寿司セットもランチです。
読者の皆様。このセットのお値段を想像できますか?
このお寿司ランチセットは800円でした。JR神田駅の近くで食べました。
巻物はネギまぐろでした。スーパーで売っている「インチキネギトロ」ではありません。
生マグロの掻き身にネギを混ぜた本物です。
また卵焼きが最高でした。江戸前のとても甘い卵焼きです。
江戸前(江戸風のことです、または江戸風の技術を言います)の卵焼きは
表面に砂糖蜜が浮き出てくるほどに甘いのが本物です。
まさにその本物の卵焼きでした。感動しました。
800円でこの内容です。驚きのハイコスパです。
勿論このお店もベテランの寿司職人である店主が握ってくれました。
両店とも一切の手抜きをせず「職人技」見せてくれました。
新潟で寿司を食べるより、東京で寿司を食べる方が断然お得だと思うOJIJIです(^o^)
えちごおやじ越後OYAJI越後おやじ越後親爺エチゴオヤジECHIGO OYAJIえちごOYAJI
Posted by 越後OYAJI at 10:47│Comments(0)